サクララン(ホヤ)の育て方のコツ

蘭のような葉と桜のような花を咲かせるサクララン。サクララン(ホヤ)の性質を理解して、上手に扱えるコツをご紹介します。

学名・分類 Hoya carnosa

キョウチクトウ科サクララン属

主な流通種は、ホヤ・カルノーサ・バリエガタ、ホヤ・カーリー等

寒さ・暑さへの強さ 寒さには弱い、暑さには強い
乾燥に対する強さ 強い
病害虫の発生 カイガラムシ、アブラムシ、センチュウ
その他の注意点 土の中を過湿しない

開花期は6〜9月

【設置する環境】 

 熱帯アジアやオーストラリア、太平洋諸島を原産とするサクラランは、沖縄や九州にも自生する植物です。基本的には、寒さが苦手な性質で温暖な環境を好みます。気温5度以上であれば、室内屋外問わず育てられます。また、耐陰性はありますが、花を咲かせるためには明るい場所での管理をお勧めします。

 

【室内で育てる場合】

 風通しの良い、明るい場所が最適です。直射日光を嫌いますので、レースカーテン越しの明るさか、日光量で十分です。もし、日光が十分に入らないような北側のお部屋でも、窓から入る明るさがある程度あれば問題ありません。

 冷暖房の風が直接当たるような場所は避けてください。

 

【屋外で育てる場合】 

 気温5度までの環境で、明るくて風通しが良い場所が最適です。暖地では、鉢植えでも地植えでも育てられます。霜や雪にあたる場合は、軒下に移動させるかシート等で当たらないように対策します。万が一、霜や雪に当たった場合は、地上部の傷んだ葉等を取り除き、腐葉土でマルチングして春の芽吹きまで様子を見ましょう。

 

【設置するときの注意】

 植物は急な環境変化に弱いため、設置場所を移動させる時はすぐに移動させず、環境の明るさに慣らすよう徐々に移動させます。購入後1ヶ月間は、購入店からの設置環境の変化で葉が黄色くなることとがあります。これは一時的なストレス反応ですので、変色した葉を取り除いて様子を見ます。

【水のやり方】

 根を太く発達させることから、乾燥には強いため、鉢の中が常に湿った状態を嫌います!設置する環境や季節によって土の乾きが早かったり遅かったりするので、必ず土の中の状態を確認してから水やりを行います。

 

【土の中の確認方法】

 土の中に指先を入れてみて抜いたときに、土が指に付かなければ、水のやり時です。指に土が付いてくるようであれば、湿っているサインのため、土が乾ききるのを待ちます。

 

【室内での土の確認と水やりの目安】

 春と秋:1週間に1回

 夏:2〜3日に1回

 冬:1〜2ヶ月に1回

 

【屋外の場合】

 自然の雨に任せて育ちます。ただし軒下の場合は、土の乾きを確認しながら水やりを行います。

 夏場の暑い時期は、鉢植えでも地植えでも土の乾きが早いため、こまめに土の中を確認してから水やりを行います。気温が下がり始める秋ごろから冬の間は、水やりを控えめにします。

  

【水の加減】

 鉢底から水が染み出るまでたっぷりとやります。

 

【注意】

 鉢の中をずっと湿った状態にしていると、根腐れを起こします。

次回の水やりのタイミングは、土の中が湿っている状態から乾きってからにします。年間を通して乾燥気味に管理します。

 鉢植えの場合は、鉢皿に水が溜まらないように注意し、しっかりと水切りを行います。

冬の室内管理の場合は、気温の高い時間帯に水やりを行います。

 

【葉水】

 夏場の空気が乾燥している時は、霧吹きで葉水も与えると良いです。

【肥料と病害虫の予防法】

 生育期の5月から10月の間は、2ヶ月に1回を目安に土の上に固形肥料を置きます。秋から冬にかけての気温が下がり始める頃から、肥料は断ちます。

 水やりをする際、ダイアジノン粒剤を土に散布しておくとカイガラムシを予防できます。アブラムシの予防としては、葉に埃が溜まらないようにこまめに拭きましょう。

 

 肉厚な葉と太い根を持つサクラランは、保水力に優れた植物体です。頻回な水やりは根腐れを起こしますので、生育環境に応じて水やり回数を変えることが、育てる上でのポイントになります!