人気ナンバーワン観葉植物!ドラセナ、ゴムの木、ポトスの管理方法!

ポトスの特徴は何といっても艶のある美しい葉とぐんぐん伸びるつるです。ポトスは野生では熱帯地方に原産し、周りの木につるを巻き付けて生長する性質を持ちます。原産地の関係から、暑さには強いですが寒さには弱いものの、ポトスの葉は寿命が長く、驚くべきことに5年間で1枚も枯れなかったという記録もあるそうです。観葉植物は大抵、古い葉の上から新しく葉が生えてきます。やがて古い葉は枯れてしまいますが、ポトスは新しい葉が生えても古い葉が枯れずに残るのです。

次に、ゴムの木といえばインドゴムノキのいずれかを指しますが、ここではインドゴムノキのことを指します。もともとはゴム資源を得るための樹木だったのに、観葉植物として親しまれるようになったのは、樹木自体から感じられる強烈な生命力と、光沢のある葉っぱに魅力を感じるためでしょう。

 そんなゴムの木について、育て方、手入れの仕方、植え替え方法、増やし方などを見ていきたいと思います。

最後にドラセナは観葉植物のなかでも簡単に育てることができ、見た目や品種の多さから人気も高いです。ドラセナには全部で40ほどの豊富な種類があり、とがった葉が上向きに立ち上がった見た目が特徴のコンシンネ (Dracaena marginata  = D.concinna)、新しく開店するお店の軒先に、お祝いとして飾られていることが多いマッサンゲアナ(Dracaena fragrans cv.“Massangeana”)、深緑に輝く、つやのある葉が魅力的なドラセナ コンパクタ(Dracaena deremensis “Virens Compacta”)、名前だけでなく、黄色と緑という葉の色どりも非常に美しい(Dracaena reflexa “Song of India”)、竹のような見た目が面白く、葉の色も白や緑、黄色など、品種によってさまざまなサンデリアナ(Dracaena sanderiana)などが有名です。

ゴムの木を育てるステップ

鉢植えもしくは地植えで育てるときの違い

 鉢植えの場合は、それなりに温度の高い4~10月ごろが植え替えの時期とされています。植え替えのタイミングとしては、生長して鉢が窮屈になった、吸水性・排水性の悪化、根が鉢から出ている、などが挙げられます。手順としては、ゴムの木を取り出したあと、根についている土をもみほぐしながら取り除き、伸びすぎた根や傷んでいる根を切ってください。現在よりも大きい鉢へと移動させることになります。 移し替える鉢には、底から順番に、鉱物、土を入れて、苗を植え込みます。苗がぐらつくのを防ぐために、苗付近の土を固めましょう。そのあと1,2カ月は肥料をあげず、日陰で風が当たらない場所に移します。

地植えの場合は、苗よりも一回りは大きい穴を掘り、その土に腐葉土を3割程度、土壌改良効果のある苦土石灰を少量加えて混ぜ、2週間程度そのままにしておきます。掘った穴にゴムの木を入れて、腐葉土や苦土石灰を混ぜた土をかぶせ、鉢植えの時と同じように土を固めておきましょう。

寒冷の地域(特に風がよく吹く場所)で地植えをすると、全ての葉っぱが1日で散ったり、気温の低さから腐ったりすることがあるので、注意が必要です。地植えを行うなら、四国・九州などの暖かい地域が理想です。

理想の土と水と肥料

 排水性に優れた中性に近い土が理想です。自前の土で行う場合、割合としては、赤玉土が7割、腐葉土が3割です。さらに少量の苦土石灰を混ぜることで、酸性度合いを下げます。一般に売られている観葉植物用の土を使用しても問題ありません。

 水を上げるタイミングは、乾燥で表面の土が白っぽくなった時です。鉢植えに水を与える場合、量の目安は鉢の底から水が流れてくる程度です。しっかり乾燥させずに毎日水やりを行っていると、根腐れが起こる可能性があるので注意が必要です。

 肥料がなくても十分に生長しますが、何らかの原因で生長が鈍化していることがあります。そのような場合、温度の高い時期(4~10月ごろ)であるならば、観葉植物用の液体肥料を2週間に1回程度与えましょう。

ゴムの木における環境の最適化とメンテナンス

 日なた、日陰のどちらでも育ちますが、ゴムの木に適しているのは日なたです。葉の光沢や厚みなどにおいて差が出ます。 日光が足りないと思ったら場所を移動させるべきですが、浴びる日光の量が急激に増えると、落葉するなどのデメリットがあるので、浴びる日光の量は徐々に増やした方がいいです。

 害虫や病気に対して比較的強い樹木ではありますが、風通しの悪さ、湿気が強すぎる、定期的な剪定をしていない、などが原因で、カイガラムシに攻撃されることがあります。専用の薬によって退治しますが、成虫には効き目が薄いので歯ブラシなどで落とすのが効果的となります。放っておくとゴムの木が弱っていき、すす病になるので注意が必要です。

 剪定は5月~9月に行い、乱れた樹木の形や生え放題の葉っぱを調整するために枝を減らします。根本、もしくは分かれ目で、込みあった枝や内向き枝を切り落とすのがポイントです。

 注意すべき点は、樹木の切り口から出てくる樹液が手についたり、床に垂れたりしないようにすることです。手についてしまうと、体質によってはかぶれてしまいます。ゴム手袋をしたり、新聞紙を敷いたりしましょう。

ポトスを育てる際のポイント

ポトスには耐陰性があるが最低限の光は必要

ポトスに最も喜ぶ明るさは明るめの日陰です。日光が直射しない、レースカーテン越しぐらいの明るさが育てるのに適しており、健康に生長してくれます。

蛍光灯の下程度の明るさでも育ってくれます。元々日陰でも充分育ってくれる植物ですので、室内の日光の当たらない環境下でも大丈夫です。

しかしほとんど光の当たらない暗い環境では、日に日に元気がなくなってしまいます。葉の色が暗くなり、模様が入っている品種では模様が薄くなってしまいます。このような暗い場所にどうしても置きたいなら、普段は日陰に置いておき、定期的に明るい場所に出してあげましょう。目安としてはおよそ1週間ごとに環境を変えてあげると良いです。もしくは、ポトスを2鉢購入する方法もあります。同じく1週間程度の周期で明るめの日陰と暗い環境の鉢を交換してあげると、部屋の雰囲気を損なわずにポトスに日光浴をさせてあげることができます。

ポトスの水やり

次に、ポトスの水やりについて説明します。観葉植物全般に言えることですが、植物を枯らしてしまう原因の多くは間違った水やりです。水の量や頻度は多くても少なくてもいけません。一見難しそうですが、実は1つのポイントさえ気を付ければ大丈夫です。それは”土の状態を観察すること”です。土が乾いていたら水をあげ、湿っていたらそのままにする。たったこれだけで十分です。

土がずっと湿っていると、根が新鮮な酸素を取り入れることができずに腐ってしまいます。これを根腐れと言い、この状態では最終的に枯れてしまうのです。また、土が乾燥したまま放っておかれると植物は水を取り入れられず、枯れてしまいます。

水をあげるときに留意することは与える水量ではなく、土の乾き具合なのです。そうは言っても、目で見て土の状態が乾いている・湿っていると判断するのは難しいと思います。その場合、指で触ってみましょう。土の感触である程度判別がつきます。土が湿っていればジメジメした感触で、指に土が付着します。反対に、土がほとんど付着せず、感触もさらさらしていると感じたら土が乾燥しているサインです。

土の状態を確認出来たら、水を上げましょう。水やりの前に、鉢の下に必ず深めの受け皿を敷いてください。水は鉢の下から染み出てくるくらい、たっぷりとあげます。鉢の下から水が出てきて受け皿に溜まりますが、10分ほどそのままにして受け皿の水が土に染み込んでから捨ててください。このとき、受け皿の水を放置してしまうと根腐れにつながりますので気を付けてください。。

土の具合を把握でき、水やりの方法もわかったところで最後に、水やりの間隔をお教えします。光の当たり具合・気温などの周囲の環境によって変わり、さらに土の乾き方も鉢の大きさに左右されますので一口に何日に1度とは言えません。目安として、以下を参考にしてください。

春先から夏にかけて、最低気温が25℃前後の環境では、朝もしくは夕方から夜にかけて、1~3日おきにあげてください。

初春および秋頃、最低気温15℃前後の環境では、朝もしくは夕方から夜にかけて、4、5日に1度ほど水をあげましょう。

冬場の最低気温10℃を下回る環境では、日中の気温が高い時間に1週間~10日おきに1度あげます。また、冬は乾燥しやすいため土が乾いていたら水やりをしましょう。

定期的に水をあげる時、霧吹きで葉の湿度を保つことも同時に行ってください。これを葉水と言いますが、虫を予防したり、植物を病気から守ったりしてくれます。葉の艶も出ますので、見た目も良くなりますよ。

また、購入後時間がたってくると、ポトスのつるはかなり長くなってしまいます。伸びすぎたつるをカットして見た目を整えるのもポトスを育てているときの楽しみです。ポトスは丈夫な植物ですので、つるをハサミで切ってしまっても問題ありません。

※切った後のつるを水が張られた容器のなかに、切り口を下にしてつけてみてください。1週間ほどで新しい根が出てきます。これは水挿しと呼ばれる増やし方で、日がたてば葉も出てきます。そのまま新しいポトスとしてお部屋の観葉植物の中に加えてあげてください。ポトスではこういった楽しみ方もできます。ただし、水挿しの水は2,3日に1度入れ替えるのをお忘れなく

ポトスを飾ってはいけない場所

トイレや浴室など窓のない場所は、部屋の構造にもよりますが、こういった部屋は人が使っていないと全く光が当たりません。光合成が行えず、やがて枯れてしまうので気を付けましょう。
反対に、太陽の日差しが直接当たるなど、日の強い場所も苦手です。日陰でも強く育つポトスですが、一方で直射日光が苦手です。葉焼けと言って、葉の色が薄みを帯びてきてしまいます。葉焼けは元通りにならず、枯れてしまう危険性もあります。葉焼けは観葉植物特有のものです。葉に模様を持つ品種は葉全体で葉緑素が少ないため、日光に弱いです。普通の植物と比べて葉焼けを起こす頻度が高いため、窓のそばなどの日航が直射する場所に置く際は留意してください。

ドラセナを丈夫に育てるコツ

置き場所は慎重に

ドラセナを部屋の中で育てる場合、日光の良く当たる日当たりの良い場所か、明るめの日陰で育てましょう。日陰でも育ちますが、長い間日に当たらないと元気がなくなってしまいます。また、直射日光に当てすぎても葉が焼けてしまい、黄色に変色してしまいますので気を付けましょう。

水と温度の適切な状態は?

ドラセナは育てやすい品種で、土が乾くまで水をあげない、土が乾いたら水をたくさんあげる、受け皿に水をためないを守れば上部に育ちます。

ドラセナは乾燥に強い品種ですので、神経質に水を上げすぎる必要はありません。むしろ、水の与えすぎが原因で枯れてしまうことはよくありますので、ドラセナを育てる際は気をつけてほしいポイントです。鉢の土の表面は乾いていると感じたら、鉢の下に水がしみだしてくるまでたっぷりと水を与えます。これはこれは根のすみずみまで水を行きわたらせるためで、健康に根を育てるために大切なポイントです。一度水やりをしたら、次の水やりは土が乾燥してからにしましょう。土が湿りすぎると酸素が不足してしまい、最終的に根腐れを起こして枯れてしまいます。また、受け皿に水が溜まったままになっていると、同じように土の湿度が高すぎる状態になってしまい、根にとって良くない環境となってしまいます。水をあげすぎないこと、土の湿度を高くしすぎないこと、以上を守れば水やりのポイントはばっちりです。

またドラセナは寒さに弱い品種ですので、最低でも5℃以上の室温は保ってあげましょう。冬は普段私たちが過ごしている部屋に置くなどしてあげるとよいでしょう。暑さに関しては、夏の暑い時期は風通しの良い場所に置いてあげましょう。

効果的なドラセナの植替え・メンテナンス方法は?

ドラセナは購入して2年ほどで鉢の中いっぱいに根が育ってしまい、酸素不足などを引き起こします。日照や水やりに問題がないのにドラセナの元気がなくなってきたときは植え替えが必要な時期かもしれません。水やりをしても土の中に水がしみこんでいかない、購入後2年以上経っている

、鉢の大きさに対して株が大きく生長している時は5月から9月の暖かい時期に植替えを行いましょう。植え替え先の鉢を少し大きめにすることや、観葉植物用の土を選ぶなども気をつけてください。

枝が伸びすぎてしまったり、形が崩れてきてしまったりしたら切り戻しで形を整え、見かけを良くしましょう。剪定はさみで新しい芽を出させたい場所を切るだけです。切り口の下から新しい芽が生えてきますので、それまで風通しのよく日当たりの良い場所に置いてあげてください。

ドラセナを育てていると、花が咲くことがあります。花は花芽から咲きますが、これをそのままにしておくと株の栄養が奪われてしまい、ドラセナはどんどん元気がなくなってしまいます。植物にも見た目にも良くありませんので、花芽の根本の部分からはさみで切ってしまいましょう。

ドラセナやゴムの木を挿し木や取り木で増やす方法

 挿し木・取り木は生育期である5~7月に行うのがベストです。同時期の植え替え時に剪定を行い、切り取った枝を使用して挿し木をすれば、時間の無駄なく増やすことができるのでオススメです。挿し木と取り木を比較すると、発根するまで本体から切り離していないため、取り木の方が成功率は高いです。 また、挿し木の場合でも、水苔を切り口に巻きつけることで、発根の成功率は上昇します。

なお、一般家庭でドラセナを増やす場合は挿し木のみと考えて問題ないです。枝分かれした葉の部分を切り取って、土にまっすぐ挿します。水をたくさん与え、風通しと日当たりの良い場所で管理しましょう。根付くまでは通常と同じように乾燥したら水をたっぷり与える、土が湿っているときは水を与えないを繰り返します。

挿し木の場合

 挿し木の手順としては、以下のようになります。発根までいけば成功となります。

1.できるだけ生命力が強そうな枝を選び、10センチ程度に切り落とす(切り口は斜めにし、樹液は洗い流す)

2.葉から水分が蒸発するのを防ぐために、下の葉は全て取り除き、上の葉は輪ゴムで縛るなどする(発根する前は吸水力が弱いため)

3.水に一時間程度つけ、その間に赤玉土のみを鉢に入れて、枝を挿すスペースを作り、時間が経過した後に挿し込む

4.土が乾かないように水やりを行い、発根するまでは、涼しくて直射日光を避けることができる場所に置く

5.発根して本葉が数枚生えてきたら、新しい鉢へ植え替える

取り木の場合

 取り木の手順としては、以下のようになります。取り木と同じように発根すれば成功です。

1.新たな根としたい場所の幹を、ナイフなどを用いて皮をはぐ(3~5センチが目安)

2.湿った状態を維持するために、皮をはいだ箇所に湿らせた水苔を巻きつけ、その上からビニールなどで覆って固定する

3.2~3か月で発根し、水苔やビニールなどを取り去って、発根部分より下を切る

4.新しい鉢に植え替える(その後は一般的なゴムの木と同じように生長する