人気急上昇のサボテン・多肉植物を枯らさないで育てるコツ!

多肉植物はどんなイメージですか。小さいサボテンのようなもので小さくて水やりや世話が必要ないのではないかとか、とても育てるのが大変なのではないかなど、人それぞれのイメージがあり謎に包まれている多肉植物です。

そんな謎に包まれた多肉植物は、今インテリアとしても室内にも屋外にも飾れるものとして大変人気です。多肉植物の育て方の勉強会もあるくらい関心を持っている人が多いと言われています。

サボテン・多肉植物を育てるのは他の植物と比較して簡単そうに見えるけど難しいとされています。「私、サボテンも枯らしちゃったから・・」なんて声をよく聞きますが、意外と枯れらしるるのがこれらの植物。でもコツさえつかんでしまえば、むしろ育てやすいという人もいます。そのため本当は初心者の方にもオススメできます。 

また、サボテン・多肉植物は乾燥に強いため、いつ水をあげればいいのか、判断に困っている方もおられるのではないでしょうか。大体の草花においては明白に萎れたりするので分かりやすいですが、多肉植物はその変化が小さいので、水やりが必要かどうか見極めるのには、葉だけを見ていては難しいかもしれません。

多肉植物とは

多肉植物の大きな特徴が、葉の部分や茎の部分が「ぽっこり膨らんでいる」ところです。この膨らんでいる部分に栄養を蓄えています。多肉植物の種類は小さいものから大きなものまでその数1万5千種類、配合されたものも合わせると2万種類に及びます。

また、それに加えてサボテンも多肉植物の仲間に入りますが、サボテンは種類にいれていませんのでサボテンを種類に入れたらもっとすごい種類になるという訳です。

多肉植物は、南アフリカ・東アフリカの暖かい地域、ヨーロッパの高地、中国・日本などの四季がある地域などいろいろな国で生息しています。ヨーロッパの高地などにはその地域に適した変わり種の多肉植物を楽しむことができます。

サボテン・多肉植物を育てる上で必須のポイントは水やり

 コツをつかめば比較的育てやすい部類のサボテン・多肉植物ですが、いくつかのポイントは存在します。環境、水やりの方法、肥料、土、植え替え時期・回数、植え替え方法について見ていきましょう。

サボテン・多肉植物に適した環境を整える


サボテン・多肉植物を育てる上で、環境面のポイントは下記のようなものがあります。

・日当たりのいい場所に配置する
・雨が当たる場所に配置しない
・風通しの良くない場所に配置しない
・室外で育てるのが基本、しかし最低気温が10度を下回る場合は室内に入れる
・室内で育てる場合でも、3~4時間は日光を浴びせる必要がある
・種類にもよるが、真夏の日差しは強すぎるので、遮光カーテンなどで対策をする
・熱帯夜は苦手なので、温度・湿度ともに低い部屋などに移動させる

サボテン・多肉植物が水を求めている状態を正しく把握する

 葉っぱの特徴から水やりのタイミングを把握するには、正常な状態を理解しておかなくてはなりません。葉っぱの状態を正常時と比較することで、水やりをすべきかどうか、正確な判断を下すことができるのです。

サボテン・多肉植物は生長具合や環境によって、生育期、緩やかな生育期、休眠期、低温期に分けることができ、時期によって水やりのやり方を変える必要があります。水やりのポイントは次のようなものがあります。

・生育期(4,5,6,9,10月)は、表面の土が乾いてから翌日に、鉢底から出てくるくらい水やりを行う

・緩やかな生育期(7,8月)は、表面の土が乾いてから3日後に、鉢底から出てくるくらい水やりを 行う

・休眠期(3,11月)は2週間に一度、鉢底から出てくるくらい水やりを行う

・低温期(12,1,2月)は3~4週間に一度、鉢底から出てくるくらい水やりを行う

・特に低温期において、凍結の可能性がある場合は、まったく水を与えない

水を与えすぎるデメリット

 枯れないようにするために、水をたらふく与えればいいのではないか、とお考えの方もおられると思いますが、そうすると、また別の理由から多肉植物の状態が悪くなってしまう恐れがあります。根腐れという現象が起きるのです。根腐れとは、「根が腐敗し、発育しなくなること」(weblio辞書より引用)をいい、土が乾いていないのに多肉植物の状態が良くない時は、この現象が起こっているかもしれないので、土が乾くまで水やりを控えてください。

サボテン・多肉植物に満足な量を与える水やりとは

 水やりの間隔について、2,3週間に1回が良いといわれている多肉植物ですが、植物自体の状況や育てている環境によって、最適な間隔は変化します。なので、2週間に1回などと機械的に水やりをするのではなく、葉っぱや土の状態を見て行う方がよいでしょう。

水やりの十分な量は、鉢の底から水が出てくる程度です。これを満たすためには、霧吹きやスプレーではなくジョウロを使用するのがオススメです。

水やりが必要かを見極めるベターなやり方

 水やりのタイミングを葉の状態から判断するのは一般的に難しいので、土の乾き具合から判断する方がいいかもしれません。土が乾き切ってから水を十分に与え、乾き切るまでは少しも与えない、という方法がベターです。土が乾き切るまで水を与えなくても、まず枯れることはありません。この方法により、サボテン・多肉植が喜ぶような水やりを行いましょう。

 植物によって、普段は鮮やかな緑色をした葉ですが、水分の不足によって暗緑色へと変わってしまったり、正常時には薄紫や緑の葉っぱなのに水が足りていない状態ではサイズが小さくなったり、シワがよったり、緑色が消え濃い紫色が増えたり、または厚みがあり、きれいな緑色をしている葉っぱが、水分を求めていると、厚みがなくなり暗緑色へと変化します。

根腐れが起こった場合は

根元から腐ってきた場合は、腐った部分を切り落とすことで復活する可能性があります。切り口を乾燥させて、排水性の良い土を用いて植え込み、通気性のよい明るい日陰に配置して下さい。3週間程度で根が生えてきますが、その根を切ってみて切り口がきれいなら、これからも生長していくはずです。

また、腐った部分は復活することはないので、土とともに処分して下さい。鉢植えに関しては、食器洗剤などでキレイに洗うと、再び使用することができます。ちなみに、土も再利用できるのでは、とお考えの方もおられると思いますが、根腐れを起こした土には菌が潜んでいることもあるので、捨てるのがオススメです。

水やり以外にサボテン・多肉植物の管理で気を付けるべきポイント

好みに応じて肥料を使用する

サボテン・多肉植物の成長において肥料は必須ではないのですが、より大きく育てたいという場合には、適切に使用すれば効果をもたらしてくれます。しかし、間違った方法で肥料を与えると、サボテン・多肉植物元気がなくなってしまうので注意しましょう。与えるタイミングにより三パターンに分かれます。

・元肥(もとごえ)

サボテンを植える際に鉢底へ緩効性肥料を入れておくことです。

・追肥(ついひ)

元肥の効果が切れた時、そもそも元肥を入れない時に行います。一般的な植物においては置き肥や液肥を使用しますが、サボテンの場合は水を与える機会が少ないので上手くいきません。そのため、定められた量まで液肥を水で薄め、月に3~4回、生育期のみに使用します。

 また、二年以上植え替えを行っていない鉢には、逆効果となる恐れがあるので肥料を与えない方がいいです。

サボテン・多肉植物に適した土を使用する

 基本的には、市販で売られている専用の土を使用すれば問題はありません。注意すべきことは、購入した時に使用している土が、サボテン・多肉植物にとって必ずしも良い土ではないということです。なので、購入後はできるだけ早く植え替えを行い、専用の土を使用するのがオススメです。

 また、自分で土を作成したいという方は、

・砂を主体とする場合:砂:5 赤玉:3 腐葉土:2

・土を主体とする場合:赤玉土:6 腐葉土:2 砂:2

 の割合を意識すると良い土になりやすいですよ!

適切な時期と回数で植え替えをする

サボテン・多肉植物を元気に生長させるためには、年に一回、春か秋に植え替えをする必要があります。鉢植えで育てている植物は、定期的な植え替えをしないと、土の栄養分が減少したり、水はけが悪くなったり、根腐れが起きたりします。 それなりの経験者なら夏や冬に植え替えをするのも可能ですが、初心者は春や秋に行なうのがオススメですよ!

なお植替えは以下の手順がオススメです。

(1) 湿っていると、根がダメージを受ける可能性もあるので、鉢植えの土は乾かし気味にしておき、サボテンをそっと引き抜く。

(2) 根についた土を落とし、5センチ程度まで切る。

(3) 鉢穴をネットでふさいで、バーライトなどを鉢底から2センチ程度まで敷き、サボテンに適しており、少し湿らせた土を用いて植え込む。この時点では、安定させるために土を固めてはいけない。水やりもまだしない。

(4)植え込み完了後、鉢植えを平坦なところに置いて、土を安定させる。

(5)その後、適切な場所に鉢植えを置き、日焼けを防ぐため土の上に新聞紙などを敷いて、しばらく根を乾燥させ、一週間後ぐらいに十分な量の水やりを行う。

(6)後は適度に水やりをしていれば根が張るはず。

植替えに適切な時期

植え替えの際は、植え替える時期、植え替える土、植え替える際の水の量に気をつけましょう。

植え替えの時期は、生長期に入る時

夏型種は3月から6月

冬型種は8月から11月

春秋型種は3月から4月です。

春秋型種は生長期が2度ありますが、夏の暑い時期の後に植え替えをすると暑い時期もあり枯れてしまう恐れがあるのでこの時期に必ず行うようにしましょう。

植え替える土は、他の観葉植物とは違いますので多肉植物用の土を使うか多肉植物に適した配合をするかです。配合は量も多いので慣れてきて行うようにしましょう。

植え替え時は、新しい土になじむまで水やりは控えましょう。水やりを控えないと根腐れの原因となります。

多肉植物で発生するトラブル

根が腐れてしまう場合

多肉植物は湿気がとても苦手です。休眠時の水やりはもちろん梅雨の時期は特に注意が必要です。根が腐れて来たら土が水を吸っていないことなので、植え替えをし、根が黒い部分を剪定してください。そのあとは乾燥したところにおいてください。

葉に黒いカビが現れる

葉に黒いカビが現れた場合は黒点病といってカビによる伝染病です。湿度が多いのが原因で枯れてしまいます。日光不足、湿度によることが考えられます。

 

この症状が発生すると薬剤でしか対処できません。伝染病ですので薬剤で治らない場合は、他の多肉植物に伝染することを防ぐため、土ごと変えるしか方法はありませんので注意しましょう。

多肉植物のこんなときどうする?

多肉植物の本来の形ではなくなった

多肉植物が新芽ではなく形が変わってきた場合はどうすればよいでしょうか。茎が変な風に伸びたり形が変わると、勇気をもって形が変わっている芽を切り落とすことが大切です。

切ったあとは新芽がでるまで乾かすことが大切ですが、夏の直射日光は危険ですので注意しましょう。

葉やけを起こした

葉やけは直射日光で起こすものです。夏の直射日光は特に葉が焼けてしまいますので、カーテン越しの日なたなどに置くようにしてください。葉やけはそのまましておくしか方法がないので、新しい葉が出るのを待つしかありません。

湿度が多く根腐れを…

多肉植物は水を好みますが湿気が苦手です。休眠時は特に水やりに注意が必要ですので、適切な水やり方法を守りましょう。

知っておこう!多肉植物の種類

夏に生長するもの

暖かい地域、南アフリカなどで育った多肉植物は、暑さに強く暑い時期に生長します。夏の暑さを好む多肉植物のことを「夏型種」と呼び、代表的なものはアロエ・アガベといったものがあります。サボテンに近い雰囲気が特徴です。

冬の寒さに強い多肉植物

アフリカの高地で生まれた多肉植物は、寒さに強いものが多いです。寒さには強いですが、20度を超すと弱ってしまいますので注意が必要です。この寒さに強い多肉植物を「冬型種」と呼びます。代表的なものはセネキオ・ダドレアといったもので、葉の形が個性的なものが多いです。

夏・冬以外の季節に強い多肉植物

暑い時期と寒い時期は生長せず休眠している多肉植物を「春秋型」といいます。アメリカなどで生息し、代表的なものはセダム・パキフィツムといった数多くの種類が存在しています。

日本の夏の暑さに耐えられないものも増え、春秋型に移行したものもあり、多肉植物の生長も環境によって変わってきている状況にあります。

多肉植物は、生長する時期によって育て方が変わってきますので、育て方によって購入を検討するのもよいかもしれません。

まとめ

以上を見てきましたが、水を求めているサボテン・多肉植物の葉は、色彩が悪くなりやすいことがわかります。また、小さくなったり、シワができたり、薄くなったりする種類もあります。しかし、一般的な植物と比較して変化に乏しいため、葉の状態を見て水分不足を把握するのは難しいかもしれません。もちろん、葉の変化から気づくことも不可能ではありませんが、土の乾き具合から判断するのが比較的わかりやすいのでオススメとなります。