観葉植物はどうやって栄養を与えればよいの?与える注意点やコツは?

観葉植物に元気がない時、(葉の色が変わった、観葉植物の形が変わってきた、茎に元気がないなど)どうすればよいと思いますか?水を沢山あげたり、太陽の日の当たるところに場所をかえたり、肥料をあげたり…。

今回は、その中でも肥料の量や肥料のあげ方について説明します。ただ漠然と肥料をあげればいいわけではありません。場合によっては肥料をあげてしまうことで枯れてしまうことがあります。

この記事を参考に肥料の基本的な知識を学び、肥料の量やタイミング、注意すべき点を守り観葉植物に適切な栄養を与えてください。

 

肥料の基本的な知識と購入時の注意

 

人間と同じで、植物にも、水や環境だけでなく適度な栄養分が必要です。外にある木々は自分で栄養を得たり雨などでの栄養はありますが、台風などの自然災害、天災などにより枯れてしまいます。

室内の観葉植物は特に、太陽の光と水はもちろんですが生き生きと育てる為には適切な栄養が必要ですのでここでは栄養の基礎知識を説明したいと思います。

植物には大きく分けて3つの要素が必要になります。

1、N(窒素)…葉や茎を育てる為に必要な栄養(窒素が足りないと葉が変色する)

2、P(リン酸)…花と実を育てる為に必要な栄養(リン酸が不足すると花や茎が弱々しくなる)

3、K(カリウム)…根や茎を育てる為に必要な栄養(カリウムが不足すると病気になりやすくなる)

この3つのバランスが大切と言われています。どれか1つでも栄養が欠ければ枯れてしまいますし、1つの栄養だけ足りていないということもあります。一般的に肥料にはN,P,Kの後に数字が書いてあり数字が多ければ多いほど濃い肥料になります。濃ければよいという訳でなく、濃ければ濃いほど手入れが難しくなります。ですので、観葉植物の大きさによって数字をかえることが多いです。

肥料を与えすぎると肥料焼けといって、栄養が多すぎて病気になってしまいますので気をつけましょう。

三大要素の他にも、植物が成長するにはカルシウムやマグネシウムが必要です。カルシウムは土を購入時の石灰に多く含まれており、植物の細胞同士をつなぎ合わせる働きがあります。

マグネシウムは緑色の葉の生成に必要です。三大要素の役割を基本にバランスを考え購入するようにしましょう。

観葉植物の状態に応じたオススメの肥料

観葉植物が、このように弱ったらどう対処し、どのような栄養を与えたらよいのか。状態別に説明していきたいと思います。

葉や茎に元気がない時は??どうすればよいか

葉や茎、植物全体に元気がない時はどうすればよいでしょうか。

その状態の時は、N,P,K,のすべての栄養素が不足している状態です。ですので、すべての栄養をバランスよく与えましょう。購入時はN:P:Kの比率をよくすると株がよく育ちます。比率がよい肥料を使うと種類を問わずに植物が元気になるのでオススメです。バランスよく適切な量で肥料を与えるようにしましょう。

 

観葉植物の中でも花の咲く観葉植物(アンスリウムなど)の花が咲かない時はどうすればよいか

花が咲くの観葉植物の花が咲かない場合はどうすればよいのでしょうか。まず、観葉植物を置いている場所にも気をつけなければいけませんが、花をつけたい場合はリン酸の多い肥料を選びましょう。例えばN:P:Kの比率が6:10:6のような比率がオススメです。リン酸の比率を増やすことで花に栄養がいきわたり、花が咲きやすくなります。リン酸の量を調整して肥料を与えましょう。

 

テーブルにおける小さなサイズの観葉植物にオススメの肥料

小さいサイズの観葉植物向けの肥料は、比率が10以下の低濃度の肥料を選ぶことをオススメします。高濃度の肥料を与えると根や葉に負担がかかり、薬による病気になる可能性があります。

バランスの良い低濃度の肥料をあたえてください。

 

床に置く大きい観葉植物にオススメの肥料

床に置く大きいサイズの観葉植物にオススメ肥料はどうでしょう。2-3で学んだものと反対で、比率の10以上の高濃度の肥料を与えることをオススメします。植物の大きさに合わせて肥料の濃度も変えることが大切ということです。

 

肥料の量や肥料をあげるタイミングとは

肥料の基礎知識、大きさによってオススメの肥料を紹介してきましたが、次に肥料の量や肥料をあげるタイミングについて説明します。

 

観葉植物を植え替える際の肥料の量と注意点は

観葉植物をプランターに植え替える際には、はじめに肥料を土に混ぜる場合が多いです。土に事前に肥料を混ぜ込むことを元肥(もとごえ)と言い、植え替え時に元肥をしておくと植え替え後すこしの期間肥料を与えなくてよいです。

しかし、肥料の与えすぎが原因で肥料焼けという根が枯れてしまう状態になることをありますので肥料を混ぜる量には十分気をつけてください。また、肥料が根に直接触れるのもよくないので気をつけましょう。

土に混ぜる肥料としてオススメなものはマグアンプK(中粒)です。マグアンプは中粒と大粒があり、使い分ける必要がありますが、土に混ぜても根を痛める心配がないのでオススメですよ。

 

植物の生長に応じて栄養を与えるものとは?オススメは?

植物は、生長に応じて水だけでなく栄養が必要の場合があります。そのことを追肥といい、追肥の肥料は粒状よりも速効性のある液体肥料がよく使われます。土の上に直接置く粒タイプもありますのでぜひ探してみてください。

 

肥料はいつ与えればよいか。季節別にみる肥料のタイミング

3~5月

この時期は、寒さから抜け、新しく芽がではじめる頃です。肥料の回数は2か月に1度緩やかに効果がある肥料を追肥しましょう。土の上に置くタイプがオススメです。暖かくなると観葉植物が成長していくのでその際は肥料を液体タイプの肥料か・活力剤を与えてください。

6~8月

暖かいこの時期が、観葉植物は一番成長します。春の時期の追肥は継続して行い、液体タイプの肥料か活力剤を2週間に1~2度与えることをオススメします。

9~11月

この時期から寒くなりはじめるので、緩やかな肥料は継続しますが寒さに応じて肥料の量を減量したり、濃度を減らすなどをし、寒さに備えましょう。

12~2月

寒い時期は、ほとんどの観葉植物が成長はしませんので肥料を与えてしまうと肥料焼けしてしまうことがあります。この時期は肥料をあげないのが一般的ですが、室内の温度が高い時や暖かい地域は新芽がでたり成長する場合がありますのでその際は半分の量の肥料を2週間に1度与えることをオススメします。

観葉植物は、ほとんどのものがといっていいほど春の終わりから秋にかけて成長し、冬は寒さに備えて成長がしなくなります。5~10月ごろと言われていますが、最低気温は15度以上と言われています。(最近はとても暖かい年、寒い年があるので基準は最低気温です。)新芽がでる際は、栄養が沢山必要ですが、与えすぎてもいけません。冬の寒い時期は、肥料は必要ありません。室内に置く観葉植物によっては太陽の光をとても当たるところや日陰などの室内の環境によっても肥料の量を調整する必要があります。

 

肥料はどのくらいの頻度であたえるのがよいか

観葉植物は、液体肥料に関しては使用頻度は必ず使い方の説明書が書いてありますのでそれに従い、水で薄め使用しますが、粒状の肥料に関しては、だいたい2か月に1度が目安ですので、植物の状態によって調整してください。

 

肥料をあげる際の注意点

肥料は、ただあげればよいという訳ではありません。適切に肥料を与えないと枯れてしまうこともありますので主な注意点を5つ紹介します。

 

肥料の量に気をつける

初心者の人に多い間違えは、植物に元気がなくなったら沢山肥料を与えればよいのではないかと思うことです。植物に栄養は必要ですが、与えすぎると病気になったり根腐れしたり、水分が肥料によって奪われたりします。植物の元気がないからといってあたえすぎるのではなく、適切な量と頻度で栄養を与えるようにしましょう。

 

弱っているからといって全ての観葉植物に肥料をあたえればよいのではない

弱っているから全て肥料を与えれば元気になるのかといえばそうではありません。根が傷んでいる場合に肥料をあげると反対に枯れてしまいます。まず、水分・日光不足・根が弱っているのではないかを疑いましょう。根が弱っている際に肥料を与える時には、霧吹きなどで葉や茎に与えるとよいですよ。

 

肥料は1つの肥料を!

肥料は多く与えるの追記ですが、混ぜれば効果が高まる訳ではありません。農薬ですので、混ぜると逆効果の場合がありますので混ぜることは絶対に避けましょう。

 

肥料を必要としない観葉植物もある

全ての植物が肥料を必要とする訳ではありません。サボテンなどは肥料はほとんどあげませんので、肥料をあげる際はその観葉植物が肥料を必要とする植物なのかも調べた上で肥料を与えましょう。

根は繊細なので注意

観葉植物は根が繊細です。特に植え替えを行った際に肥料を与えると根が傷んでしまいます。植え替えたあと肥料をあげる際は2週間以上は開けるようにしてください。

 

観葉植物の肥料一覧

観葉植物の肥料は使い道によって大きく4つに分けられます。肥料を探す際の参考にしてみてください。

 

有機肥料

材料は酒粕や米ぬか、魚粉や鶏糞などからできています。有機肥料の長所はゆっくり効果が現れ、栄養が時間をかけていきわたることです。有機肥料の種類によっては匂いがするものもあり、室内で肥料を与えると匂いがするものもあるそうです。無臭の臭いもあるので気をつけて使いましょう。また、有機肥料は栄養の(上で記載したK、N、Pの比率)比率が記載されていないものもありますので確認して観葉植物の状態に応じた肥料を使いましょう。

 

無機肥料

3大栄養素を混ぜて作られた肥料です。無機肥料と有機肥料の違いは、無機肥料は栄養素が入った化学肥料です。有機肥料より速効性があり、臭いもなく使いやすいものと言われます。無機肥料は水に溶けやすいので流れていく可能性があり、定期的に肥料を追加する必要があります。

 

粒状の一般的な肥料

一般的によく見る粒状の肥料です。粒の大きさも小粒~大粒まであり、肥料の与え方も、土の中にいれたり、土の上においたりと、肥料によって様々な上げ方があります。肥料の効果も、数年と効果があるもの2か月から3か月で効果が切れるものなどありますので肥料を調べて観葉植物に上げるようにしましょう。

 

液体肥料

液体の肥料のタイプには2種類あり、直接土や霧吹きで葉に栄養をあたえるもの、水で薄めて水やりと共にあたえるものなどがあります。効果もさまざまですので使用時にはきちんと説明書き通りに与えましょう。

 

肥料と活力剤の違いと使い方

活力剤は、よく見かける植物活力剤と呼ばれている小さい液状のものが販売されています。活力剤は、肥料の成分(三大栄養素を含んだ)ではなく、ビタミンやアミノ酸などの植物が元気に生きる為の成分が入っています。あらゆる植物に対応していますので肥料の補佐的役割として効果的ですよ。使用する際は、肥料と一緒に使うことをオススメします。

活力剤も2種類の種類があり、肥料に満たない栄養素が入っている活力剤、ビタミンなどの栄養素を配合し元気になる成分が入っている栄養素があります。

 

観葉植物の状態が悪くなった時の対処

 

1.浴びる日光の量を調整する

葉の色から判断することができます。夏場において、葉が黄色っぽくなっていたり、白っぽくなっていたりしたら、葉焼け(葉における火傷)になっている可能性があります。これは、浴びる日光の量が多すぎるため起きるので、配置換えや遮光カーテンなどで対応しましょう。

また、葉の色が薄くなっている時は、日光が足りないのかもしれません。配置換えなどで対応しましょう。

2.置き場所を変更する、風通しをよくする

風通しの悪さは病気や害虫発生のリスクを高めます。事前対策となりますが、植木鉢に鉢底石を入れておくと、土の通気性が良くなります。また、複数の鉢を並べている場合、間を5センチほど空けましょう。ギュウギュウに詰まっていると、通気性が悪くなります。

3.水やりや土の改善を行う

乾ききってから、鉢の底から流れるぐらい水をあげる、というのが基本です。しかし、植物に水をあげるのが好きという方もおられるのではないでしょうか。排出性に優れた土に変える、日当たりのいい場所に配置換えする、などで水を上げる回数を増やすことができます。

4.鉢裏をチェックしてみる

定期的に鉢を変えていないと、根詰まりになります。植え替えの目安としては、1~2年に1回です。いろいろ試してみて観葉植物の状態が改善しないときには、鉢裏を見てみて下さい。定期的に植え替えをしていても、急激に生長して根詰まりになる可能性はゼロではりません。

まとめ

観葉植物を育てるポイントや不調時の対策などを見てきましたが、共通するポイントとしては、毎日こまめにチェックすることです。そうすれば、観葉植物の異変に気づけるはずなので、原因不明の異常が発生しても、ネットで調べたり、知人に相談したりすることができます。

 

いかがでしたか。植物は、肥料や活力剤を使うことが大切ですが、適切な知識や注意点を守らなければ枯れてしまいます。植物を長期間楽しむためにも、適切な頻度と量の肥料をあたえて快適な観葉植物生活を楽しんでください。また、悩んでいるときは一人で解決せず、肥料を取り扱っているところに尋ねるのもよい方法なのかもしれません。