土を使わない観葉植物の育て方?バーミキュライトとハイドロカルチャーまるわかり!

観葉植物を購入するときに、土から虫が発生したり、運ぶのが重たかったりするのが嫌であきらめたりしていませんか?そんな皆様に朗報です。バーミキュライト、ハイドロカルチャー、水栽培という方法を使えば、土を使わないで植物を育てられます。各種方法について、特徴や使い方を見ていきましょう。

また、植物の育て方で悩んだときは観葉植物レンタルの『ThePrimeGarden』までお問合せください。

土を使わないで観葉植物を育てる方法

まず、バーミキュライトは様々な場面で使用される土ですが、名前は聞いたことがあっても、どういうものなのか、ご存知ない方もおられるのではないでしょうか。また、いくつかの色が混じっている土を、学生時代に使ったという覚えがある方も、中にはおられるかもしれません。

次に、土から育てて水栽培へ移行出来る、ハイドロカルチャについてです。土の独特な匂いが苦手の方も、ハイドロボールという石を使って、水栽培が出来ます。普段は土で栽培されている植物でもハイドロカルチャーに移行できる品種もあります。

そして水栽培の一種、液体培地という方法もあります。

バーミキュライトとは?

バーミキュライトとは、土壌を改良することができる土で、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムなどが主成分として含まれた鉱物で構成されています。製造の流れは、日本、中国、オーストラリアなどで採取される「ひる石」を、800度ぐらいで焼き、10倍以上に膨らませて完成となります。

植物の生長に良い影響を与える成分も入っているのですが、水や土に成分が伝わらないので、肥料として使うことはできません。土壌改良材として使われることが多いです。

ハイドロカルチャーとは

ハイドロカルチャーですが、”ハイドロ”は、水という意味を表しています。”カルチャー”は栽培の事です。二つを合わせると”水栽培”という意味です。ここで使われるのが”ハイドロボール”で、こちらは粘土を高温で焼いて作った石です。ハイドロ―ボールは水栽培が出来て、酸素も発生させてくれるなど、色んなメリットのあります。ハイドロボールは、100円均一のショップにも売られているくらい、安く買えます。もちろん、ホームセンター、園芸ショップでも買う事が出来ますので、簡単にそろえる事が出来ると思います。

液体培地・固体培地とは

最後に液体培地ですが、植物は必ず、土の中で育てないといけないという訳ではないです。水の中や、ゼリー状の水や栄養成分が含まれる、液体で栽培が出来ます。固体培地では、寒天などを混ぜた固形物に、花や植物を育てます。液体培地は上記の通り、水や栄養成分が含まれる液体に、花や植物を育てる事を言います。

バーミキュライトの特徴と効果は?

バーミキュライトは調整が難しそうな保水性と排出性のバランスに秀でており、吸収力にも優れているため保肥性にも良い影響を与えます。そして、たくさんの穴が開いているので断熱性にも優れ、pHがほぼ中性なので菌がいません。また、バーミキュライトは保湿性、保水性、保肥性、断熱性に優れており、無菌状態です。さらには通常の土と比べて10分の1という軽さとなっています。これを土に加えた時の効果としては、以下のようなものがあります。

  • 排水性を改善する
  • 水や肥料の成分を、加える前より多く含めるようになる
  • 冬は適度な温度を保ち、夏は暑さに耐えることができる
  • 持ち運びを容易にする
  • 病気や虫によるダメージを防いでくれる

ハイドロカルチャーの特徴と効果は?

土で育てると匂いや、細菌や微生物などが気になります。その点、ハイドロボールは匂いがほぼしません。しかも悪い微生物もほとんどいません。ですから、リビングなどの衛生面が気になる場所でも、気軽に置くことが出来ます。虫もよりにくく、ハエなどが寄ってきにくいです。

また、ガラスなどの透明な容器に入れて管理すると、水の量の調整が出来ます。一つ注意して頂きたい事は、水の量の加減が多いと、根腐れしてしまう場合があります。植物によって水の入れる量を調整して下さい。必ず上の方で水量を管理しないといけない訳ではありません。植物を買う際に、店員に相談するのがトラブルが少なくて、植物に元気でいてもらえます。

さらにハイドロボールは粘土を高温で焼いたまのですので、形が崩れる事無く、水で洗えば何度でも使える、エコな石です。土は植え替え際に入れ替える必要がありますが、ハイドロボールは洗えば、使えます。何度も使えますが、風通しや、みずのやりすぎなどでカビが生えてしまう事があります。ですが、水で洗い流せばまだ使えます。

液体培地・固体培地の特徴と効果は?

液体培地のメリットは、安価で手に入り、水のやりすぎなどで弱った根を、液体培地から引き上げ、乾燥させたり出来ます。

最近の100円均一ショップでも、売られているくらい安い物は低価格で手に入ります。植え替えなど、場所の移動、水の入れ替え、液体肥料など環境を途中で入れ替えやすいです。必要があれば液体から引き上げ、軽く根を乾燥させるなどもしやすいです。液体を混ぜる事で、酸素と化合させることも出来ます。水かさが浅い場合も、深い場合もあり、一般的に水かさが浅い方が、酸素と化合しやすいと言われています。
液体培地の中には水を流動させて、循環させないといけない場合と、水につけて置くだけで栽培出来るタイプなど、色々な栽培方法があります。

液体培地のデメリットは、細菌に感染しやすい事です。外から入って来た細菌が根を枯らしてしまう場合があります。その際に、細菌を取り除くことが難しい場合もあり、水の管理も少し慎重にしないといけない場合もあります。

そこで、現在主流になりつつあるのは、寒天培地です。色々な種類の液体培地に、寒天をくわえる事で、固体培地になります。極端なpH、つまり、極端に数値の高い、酸性やアルカリ性の場合は寒天培地は出来ない場合がありますが、ほとんどは固体化されて、栽培出来るようになります。寒天培地の他にも、”おがくず”などもあります。おがくずは、のこぎりで木材や木を切った時に出る、木のクズを言います。今回はあまり関係ありませんので簡潔に書かせて頂きました。

固体培地のメリットは、完全に細菌感染しない訳ではありませんが、液体培地より細菌感染がしにくいですので、長持ちしやすいです。そして固体ですので、植物の根がしっかり固定されて、安定します。
固体培地のデメリットは、そろえるのに、少し費用がかかる事です。種類にもよりますが、急速に育つことは少ないですので、少し時間がかかります。

バーミキュライトの平均的な価格は?

他の土と比較すれば、バーミキュライトは高額なものといえるでしょう。商品の質にもよりますが、オンラインショップなどでは、2Lなら200円台で、5Lなら400円台で売れらているのが多いです。品質、使用量、予算に応じて、最適なバーミキュライトを購入して下さい。

バーミキュライトとハイドロカルチャーの使い方

バーミキュライトの使い方は?

バーミキュライトの使用方法としては、主に種まきと水栽培があります。それぞれ見ていきましょう。

種まきの場合、バーミキュライトだけで使うやり方と、川砂やビートモスなどを混ぜて使うやり方があります。種まきをしてからある程度生長するまでは、バーミキュライトを多めに使用し、ある程度生長してからは、重い土を混ぜていくのがポイントです。

水栽培の場合、バーミキュライトを用いて容器に培地をつくり、そこへ苗を植えます。注意点としては、バーミキュライトは軽く、水やりなどをすると根が安定しないので、容器の下側から液肥を溶かした水を入れて、根から栄養を与えていくのがポイントです

いずれにせよ、バーミキュライトは断熱性・保水性・保肥性・保湿性・軽量性に優れており、種まき、水栽培の両方で使用可能です。バーミキュライトを使用するメリットは、土壌の改良を行えることです。例えば、病気や虫の脅威を排除したり、季節に応じて土の中を温度調節したりする効果があります。 一般に売られている土よりは高価ですが、相応の効果を有しているので、家庭で栽培したいという方にとってはオススメです。

ハイドロカルチャーの使い方は?

まず、植物の土をキレイに洗い流すため、植物の根についている土を、優しく取り除いて下さい。無理やり土を取り除くと、根や茎や葉を傷めますので、ある程度土が取れたら、水の入った容器に入れて、優しく洗い流しましょう。

次に根腐れ防止剤を加えます。これは植物の根を守るために必要な物です。細菌など悪い菌を殺してくれたり、水をキレイな状態に保ってくれます。

ハイドロボールは先に水洗いします。買った状態でもキレイなのですが、少しだけ表面に汚れが付いている場合がありますので、水洗いしてから使うと、使う時には水を汚れにくくなります。そして、ハイドロボールを容器の底に少しだけ敷きます。植物を入れたら、その周りにピンセットなどで、ハイドロボールを入れていきます。上手く植物が固定出来たら、完成です。後は水をやり、好きな場所に置くだけです。

水やりは出来るだけ、容器の1/4の位置まで水を入れて下さい。しかし、水をやりすぎると、根が呼吸を出来ずに、根腐れを起こしてしまいます。しかも水が多すぎると、湿度が高くなりすぎ、カビも発生してしまう可能性もありますので、水は満タンまで入れない様にしましょう。水やりが水がなくなってからやる様に心がけて下さい。ハイドロボールにカビやコケが付いてしまった場合は、水洗いして落として下さい。

少しだけ気を付けて頂きたいのは”直射日光を避ける事”と”水のやりすぎ”の2つです。意識をすれば難しい事ではないので、植物の観察をしながら、気を付けてあげて下さい。
植物の置き場所は室内の明るい場所に置いてあげて下さい。しかし、直射日光は避けて下さい。葉が傷み、カビなどが発生しやすくなります。日光は必要ですが、強い光はあまり好ましくありませんので、ご注意下さい。