1. 盆栽の歴史
盆栽の起源を辿ると約1300年以上前にまで遡りますが、2500年前には樹を鉢に植え育てる趣味があったようです。
名前や変化を遂げ現在日本独自の文化として確立された盆栽ですが、日本の重要文化の盆栽として確立するまでの歴史を少し辿っていきたいと思います。
明治時代までの盆栽
日本らしい文化ですが盆栽の起源は中国と言われており、盆景として平安時代から鎌倉時代あたりに中国から持ち込まれました。
盆景とは、お盆の上に土や石、草木などを配置して自然の景色を作り、自然の美を立体的に写実、表現しようとする立体造形美術です。
その盆景が盆栽のはじまりとなります。
当時は位の高い人々の趣味として流行し、日本独自の文化として根付いていき盆山、盆花などと呼ばれるようになりました。
江戸時代に入ると、園芸技術が発達し、盆栽(盆景)の本が出版されたりなど、一般民の間でも盆栽が広まっていきます。
これまでは大型盆栽が主流でしたが、江戸時代末期には現在のような小鉢仕立てのものも作られるようになりました。
明治時代から現在までの盆栽
これまでは定義が曖昧な盆栽でしたが、明治ごろから現在の盆栽の基盤ができ、盆栽として一般にも浸透していきます。
当時、日本国内で評価され、女性の間でも着物や、書道に並び重要な嗜みとしてて広がっていったようです。
第二次世界大戦後からは景気がよくなり園芸大ブームに。一般民も気軽に盆栽を楽しめるようになり、現在の盆栽につながります。
中国から渡ってきた盆景をもとに、日本独自に進化した盆栽。
現在は日本国内外で、日本の重要文化として世界に注目され国外でもBONSAIとして親しまれるようになりました。
2. ドライ盆栽とは?

ドライ盆栽とは、一般社団法人 世界ドライ盆栽協会の代表理事である藤田茂男氏が創作されたアーティスティックな枯れた状態の盆栽のことです。
生きた盆栽は、水やり、植替え、枝づくり、施肥、害虫対策など大変な時間と技術と労力が必要で、難しいイメージがあるかと思います。
ですがドライ盆栽は寿命や枯れてしまったものを厳選し、土を落としきれいに乾燥させ、無駄な枝や根を剪定して整えて完成させます。
さらに、独自でドライ化した別の葉や、プリザーブド仕様の枝葉を付けて仕上げます。
元の盆栽に斬新な魅力を加えて作り上げるのがドライ盆栽です。
またドライ盆栽はメンテナンス不要なので、日光やお水などは要らず、管理不要で永く観賞できます。
DRY BONSAI® は商標登録しております。
商標権者 藤田茂男
登録番号 第6047599号
第31種 盆栽、ドライフラワー、装飾用乾燥植物
平成30年6月1日登録
3. ドライ盆栽の世界観

━盆栽の新潮流、世界が注目するドライ盆栽
ドライ盆栽の優美な世界
日本の文化をカジュアルに触れることのできる芸術作品、ドライ盆栽。
盆栽が持つ自然の曲線や美しさ、根や木肌、ジン、シャリなど匠の技まで鑑賞することができ、その盆栽の歴史や、侘び寂びを感じていただけると思います。
枝先や木の皮は多少折れたり自然にはがれたりしても問題ありません。
新しい形に変化することをお楽しみください。
4. 作品事例と設置施設のご案内

MONTE CARLO GALLERY様 現代アートギャラリー初展示
東京都港区赤坂にて、現代アートギャラリー初展示を開催。
現代アートとして確立されました。*現在は閉店

ロールス・ロイス 全国の正規ディーラー
GHOST REDEFINED イベント特別展示
無駄なものを取り除き
完成度の高い、洗練されたデザイン ──────────

ゲストハウス
特注の大型盆栽
高級感のある空間を演出 ──────────

世界初のドライ盆栽サロンが銀座に ───────
今までに無かった新しい盆栽を東京・銀座から発信
〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目20-9 岡崎ビル 6f
5. ドライ盆栽の未来
もともと盆栽は位の高い方の趣味でした。
ですが歴史と共に一般民にも浸透していき、名前や変化を遂げ日本独自の文化として確立されていきました。
新しい盆栽のスタイルとして2016年にドライ盆栽が誕生してから、これまでより盆栽がもっとカジュアルになったと思います。
ドライ盆栽はこれまでの盆栽の歴史のように、新たな盆栽のジャンルとして期待されています。
盆栽はこれからも日本の重要な文化として進化し続け受け継がれていくでしょう。